先週、アマチュア無線(HAM)の局免許を切らしてしまったことに気がついた。
免許が切れてからまだ2ヶ月くらいしか経っていないけど、うっかりしていた。
すぐに再開局申請をしなければと思ったけど、どうやればいいのかすっかり忘れている。
さっそく、JARL(日本アマチュア無線連盟)のホームページを見てみると、電子申請のリンクがあったので覗いてみると、今はインターネットでオンライン申請ができるようになっているらしいということなので、それをやってみることにした。
アマチュア無線は、高校に入った頃(1985年)に始めた時以来、ほとんどやっていないけど、局免許(コールサイン:JS1TFI)だけはずっと維持してきた。
たしかこのコールサインは、名前の新規割当の名前が足りなくなってリサイクル割当になる直前に取得したものだったので、貴重だと考えていた。
携帯電話が普及する直前は、アマチュア無線は人気が出た時期があって、一度免許を切らしてしまうと、今のコールサインを失って別の名前になってしまうということで大変な話だった。
でも今は、アマチュア無線は大昔の趣味のような立場になっていて、電波料が有料になって以来、局免許を維持する人すら少なくなってしまったようなので、「復活コールサイン」という制度もできて、なじみのあるコールサインを取り戻す人もいるくらいである。
だから私は多少の費用がかかっても、電波料を払い続けても、私のコールサイン JS1TFI は、一生維持するつもりである。
ちなみに、アマチュア無線界では、コールサインはインターネットのドメイン名と同じくらい重要なものだったのだ。
そういう人たちの集まりでは、
「おーい、JKW」
「なんだよ、TTL」
等というように、顔を合わせた現実世界で、コールサインの後ろ3桁で呼び合う姿も見られるくらいに重要な名前だったのだ。
アマチュア無線も利用する人が少ないためか、技術革新も止まってしまったような感があって、インターネット、携帯電話、無線LAN等と連携した新サービスも日の目を見ないままである。
でも昔からの趣味の人たちにとっては、今が古き良き時代のHAMの姿なのかもしれない。
定年退職後、これから何か趣味でもやってみようと考えている人は、もし昔にアマチュア無線をやったことがあるならば、コールサインの復活をしてみてはいかがだろうか? と提案したい。
インターネットのドメイン名についても、インターネット黎明期に取得したなつかしいドメイン名がもし今空いているなら、ぜひ復活取得したいという人もいるかもしれないので、そういう人向けにドメインをプレゼントしたら喜ばれるかもしれないなと思う。
ところで、電子申請の話だったけど、さっそくやってみたところ、電波形式とかいろいろなものが変っていて、簡単ではなかった。一応申請は進めてみたけど、まだ結果は出ていない。
いろいろなところで突っかかるので苦労しているけど、これも一つの関門なのだろうと思って楽しんでいる。
[総務省 電波利用 電子申請・届出システム]
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/index.html
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