ベートーヴェンの第9交響曲

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 今日はベートーヴェンの第9交響曲を聴きに行ってきた。今回は、チョン・ミュンフン指揮/東京フィルで、東京オペラシティコンサートホールである。
 普段クラシック音楽を聴かない人も、年末の第9は定番なので聴きに来る人が多く、今日も満席になっていた。
 チョン・ミュンフンの指揮で聴くのは初めてだが、なかなかよかったと思う。

 それにしてもベートーヴェンの第9交響曲は何度聴いてもすばらしい。聴くたびに確実に感動できるのだから、私にとってはブルックナーの第8と並んでこの世で最高の音楽である。有名なのは第4楽章の喜びの歌の部分だけど、この曲は全曲通して聴くことに意味がある。私は第1楽章が特に大好きだけど、ここは暗い音楽なので、次を聴いて、喜びの歌まで聴かないとどうしても気がすまなくなる。
 私は年末が近づくと必ず何回か、スコア(総譜)を見ながらCDを聴くようにしているけど、実演はやはりそれ以上の感動がある。

 私の主な愛聴CDは、3種類。

 ・フルトヴェングラー指揮/バイロイト祝祭管弦楽団
 ・バーンスタイン指揮/ウィーン・フィル
 ・バーンスタイン指揮(1989年の記念版)

 今はとりあえずこの3種があれば十分である。スコア(総譜)を見ながら聴くと、さらに深く鑑賞することができる。

 でもやっぱり、時々は実演を見て、オーケストラや合唱の生の音を肌で感じることが重要だと思う。日本では、第9は大編成オーケストラと大人数の合唱を揃えるので、初めてクラシックの生演奏を聴く人にはお勧めの曲である。