仮想世界の活用


 仮想世界の利点の1つとして、複数のアバターを使って、一人何役でも活躍できることがあると思う。今は、自分自身の分身としてのアバターしか操作することができないけど、今後、スクリプト技術が進化して、SFに登場するような賢いロボットを登場させることができれば、おもしろい。
 仮想世界の中に、そのような賢いロボットアバターを作って、自分のために働いてくれるように育てれば、ビジネスの効率も上がるし、ものすごいレバレッジのかかったビジネス活動を行うこともできる。
 そのうちにきっと、自ら考えて学習するサイボーグのようなアバターを作れるようになると思うけど、現実世界の人間と同じような、かなり高度な仕事をやってくれるのではないかと思う。
 仮想世界のロボットは、知的労働をしてくれる。1人のロボットのスキルを向上させたら、クローンを作るのも簡単だ。
 現実世界では社長1人だけの個人会社なのに、仮想世界では数百人のクローン人間のアバターを雇っている、というようなビジネススタイルもありうるかもしれない。
 少なくとも、お役所仕事的なものは、仮想世界のロボットアバターに任せられるような環境ができるといいと思う。