昨日は久しぶりにオーケストラの演奏会に行ってきた。N響(NHK交響楽団)の定期演奏会である。
曲は、シューマンの『ピアノ協奏曲』と、リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』。指揮者はアシュケナージ。
『アルプス交響曲』は大編成のオーケストラで珍しい楽器も出てくるので、ぜひとも実演で聴きたい曲である。
ちょうど14年前にN響で1回聴いたことがあるけれども、もともと響きの悪いNHKホールの中でも最悪の席(2階席C19列。屋根の下)で聴いたので、全く迫力がなくてがっかりしたことを思い出した。
今回もNHKホールだったけど、それよりは良い席(3階席R4列)だった。ちなみにN響の場合、1階席でも2階席でも、後ろの方になると屋根があってかなり音の響きが悪くなるので、C席(4,580円)というのは絶対に買わない方がいい。S席(8,150円)が変えなかったら、D席(3,460円)のL列かR列を買う方がむしろ良い。D席はすべて3階席だけれども、L列かR列は1段低くなっているので、前の方ならば良い席である。
『アルプス交響曲』は、初めて聴く場合はとても退屈な曲かもしれないけど、内容を知っていると面白い。実演で聴くと、オーケストラのすばらしさと迫力を体験できるのでおすすめである。
もちろんCDで聴いてもおもしろい。私のおすすめのCDはもちろん、オーディオ的な価値も高い、テラーク(TELARC)レーベルのCDである。
●R.シュトラウス:アルプス交響曲 プレヴィン&ウィーンフィル
雄大なアルプスの風景が目の前に広がるような、柔らかい響きが迫力です
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