弥生会計を使いこなす前にしておくこと

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 私の弥生会計05はプロフェッショナル版だが、まだ機能をそれほどつかいこなしているわけでないので、いろいろ使ってみようと思う。私の顧問税理士さんは、「残高試算表(年間推移)」や「5期比較財務諸表」等のメニューをよく見ている。たしかに、これらの機能を使うと全体の概要が良く見えてくるので、これらの帳票にきちんと反映されるような会計データを作らなければならないことが良く分かる。
 今まで帳簿は、年に1回まとめて行なうことが多かったけど、これからはできるだけ月次ベースで損益が把握できるようにした方が良い。

 例えばレンタルサーバー業の場合だと、代金は数ヶ月分を前受けで入金することが多いけど、月末時点、つまり債務履行を実現したベースで売上げを確定していくのが望ましいとのことだった。
 本来だと、前受入金した分は、前受金のような勘定で処理しておいて、月次ベースで売上げを確定計上していくのが最も確実なのだけれども、私は面倒くさいので、今まですべて入金時点ですべて売上に計上して、決算日に、未実現の月数分を前受収益に振り替えていた。
 この方法だと、決算時点では売上計上が正確につかめるので、税務会計上は問題ないけれども、財務会計上・管理会計上は問題がある。
 月次ベースの売上推移を見ると、最後の月は売上金額から前受収益への振替の関係で大きなマイナスが発生して、最初の月は逆に大きなプラスが発生する等、非常にアンバランスな状態になっていることが良く分かる。明らかに不自然に見える。
 これは、前受収益への振替えを月次ベースで行なうことで、簡単に解決できるので、ぜひ今年度から実行しようと思う。