スパムメール対応ふたたび

 spamcop.net のメールボックス($30/月)を使い始めてから、大量のスパムメールの処理に悩まされることがなくなって喜んでいたのもつかの間、再び問題が起きている。
 4ヶ月前は、1日に受信するスパムメールの数が約1200通くらいだったけど、今はそれが2000通を越えているようだ。とはいっても、きちんと自動的にフィルタリングがかかっているので、それほど意識することもない。
 問題なのは、正常なメールも時々フィルタリングにかかってしまうことである。
 これは残念ながら完璧に防ぐことはできないので、フィルタリング済みの膨大な数のメールの中から救い出してやらなければならない。
 救い出す基準はとりあえずは、日本語が含まれているものということで、「iso-2022-jp」が含まれているものとすると、ヒット率が高い。英語やタイ語で書かれた重要なメールはこの方法ではヒットしないので、差出人アドレスをあらかじめホワイトリストに入れておくしかない。
 さて、問題は、spamcop.net のデータベースが軟弱なため、フィルタリングしたメールの数が多いとタイムアウトのエラーが出てしまうことである。
 1万通を超えてくると、データベース検索が成功することはほとんどなく、もうどうしようもなくなる。
 以前は1週間に1度、メールの整理をすればよかったのが、こんどは4~5日で1万通を超えてくる。このままのペースでいけば、1日のスパムメールの数が1万通を超えてくるのも時間の問題のような気がする。悪夢である。
 そうなってきたら、このままの状態では spamcop.net は卒業しなければならなくなるだろうと思う。

 ところで先日、まともなメールがスパムメールのフィルタリングにかかってしまっていたことに気づいた。
 フィルタリングの理由を見たら、dnsbl.sorbs.net というブラックリストに引っかかっていたということだったが、調べてみたら、メールの経路の中の「222.13.249.88」という KDDI DION のIPアドレスがこのデータベースに登録されていた。
 その他、yahooメールやhotmail等の無料メールアドレスが時々、マイナーなブラックリストに登録されていることもある。

 スパムの判定基準を甘くすればそれだけ受信する数も増えるけど、厳しくすると誤判定した場合に救い出すのがたいへんである。
 今後は、フィルタリング済みのメールを検索しやすいメールボックスに振り分けて、誤判断のメールをすぐに救い出せるようにしておこうと思う。