無人島に到着!

 そろそろ日本語版のサービスが始まるという噂で、以前から注目していた「セカンドライフ」だけど、たしかに、10数年前のインターネット黎明期と同じような香りがして、久しぶりにワクワクしてきた。登録者数でいけば、今日時点で815万人を超えているので、内訳はともかくとして、トレンドが発生していると見るべきだろう。

 そういうわけでさっそく、1つ島(プライベートSIM)を買ってみることにした。
 これから何を作るのかは、まだ詳しく決まっていないけど、「セカンドライフ」で、島を1つ買うということは、独自ドメインの専用サーバーを1つ借りたのと同じことを意味するので、これを共用ホスティングサービスと同じ要領で区分レンタルするというのが、私のデフォルトの発想である。
 これをそのまんま、専用ホスティングサービスと同じように、島をまるごとレンタルするのも悪くないけど、更地のままでは、意味がない。リンデンラボ社から直接買うのと変わりがないからだ。
 どちらにしても、第三者にレンタルするならば、何らかの開拓をしなければいけないのだろうと思う。ジャングルのように自然100%にするのもよいし、住宅地としてきちんと区画整理してもよい。

 さて、こんなことを考えてはいるのだけど、私の島は依然として、更地のままだ。実は更地にするのにも情報不足で、少し苦労したけど、ここから先はまだ手をつけられないでいる。

 ちなみに、島の価格は、初期費用US$1,675(約20万円)で、月々US$295(約3万5千円)なので、専用サーバーを借りるのよりも高い。コロケーション(Co-location) と同じような価格設定だ。何もしなくても毎月の費用がかかるので、何とか有効活用しなければならないのは、現実世界と同じ話だ。更地のまま、というのはよくないのかもしれない。

 「セカンドライフ」がこのままメジャーになって、インターネットと同じように社会的インフラに発展するのかどうかは分らないけど、3Dを駆使した仮想世界というのが、次の重要なトレンドになることは間違いないと思う。
 インターネットの黎明期を思い出してみると、1995年当時は充実したコンテンツが少なく、雑誌等で話題になったサイトを覘いて感心したけど、すぐに飽きてしまったのと同じような状況だ。

 3D仮想世界を活用することで、世の中全体や自分の生活に役に立つことがあるのであれば、チャレンジしてみる価値はある。

 「無人島に、自分1人で行くなら、何を持って行って、何をやるだろうか?」

 派手なものを作ることを考えるよりも、自分の足元から考えてみよう。

 べつに集客が目的ではないので、思いっきり自分のための島を作ってみることにしよう。