スパムメールはIPアドレスで判断しよう

 今月はスパムメールの受信量が倍増した。
 宛先アドレスが私のメールアドレスと同じドメインになっていて、@マークの前にでたらめの名前がくっついているものがほとんどだ。
 差出人も件名もすべてでたらめになっているものが大量に送られてくるので、スパムメールの除去ルールを決めるのは難しい。
 そこで今日、もういちどスパムメールのヘッダーの中身を分析してみることにした。
 メールヘッダーの欄を見ると、172.23.0.* というIPアドレスから送られてきているものがほとんどだった。
 さっそくスパムメールのメール除去ルールに設定してみたら、このパターンのものはほとんど退治することができた。

 今後はスパムメールをIPアドレスで判定する方法が一般的になってくるだろうと思う。電話番号の発信者番号通知で認証するのと同じように、メールについても差出人のIPアドレスで認証する方が確実だからである。
 でもそうすると、IPアドレス自体を偽造する手法が広まるかもしれない。
 また、バーチャルIPを使っている場合はたまたま同じIPを使うユーザーがブラックリストに登録されると、他のユーザーが迷惑するケースも考えられる。

 いずれにしてもしばらくの間は、複合的に判断せざるをえないだろうと思う。
 大切なメールを誤って削除することのないように、しっかり管理しておきたい。