ワープロ専用機のフロッピーディスク変換作業の進捗

 今年に入ってから、100枚以上ある古いフロッピーディスクの変換作業を始めている。
 ワープロ専用機の実機(Panasonic FW-U1V703F2X)と「リッチテキストコンバーター20」のソフトを手に入れて、フロッピーディスク付きの古いノートPC「NEC製 LAVIE LL550/5D」を復元したことで、今のところ作業がスムーズに進んでいる。
 ここまで、約80枚が リッチテキストコンバーター20で無事に変換できた。
 OASYSで作成されたものが3枚で、残りは全て Panasonic製の U1PRO である。
 PC-9801の一太郎で作成されたものもあった。

 「リッチテキストコンバーター20」は、フロッピーの「判別機能」があるので、どの機種で作成されたものかは自動判別してくれるが、対応していない機種や読み出せないものは、1~2分くらい待たされたあげくに「認識できないフロッピーディスクです」の判定が出るので時間ロスになる。
 対応していない機種「Panasonic FW-U1V703F2」で作成されたフロッピーディスクがそれに該当する。どうやらそれがあと40枚くらいありそうなので、これから時間がかかりそうだ。

 実機(Panasonic FW-U1V703F2X)では、同じメーカーの「U1PRO」シリーズ用に変換できる機能が付いていたので、それで変換することを試みたが、実際にはほとんど変換は不可能だった。
 保存されていた文書がほぼすべて「縦書きの段組」で作成されていたので、「段組のある文書は変換できません」というようなエラーが出るので話にならなかった。
 変換ができないのならば、紙に印刷してスキャンするしかないと考えてやり始めたのだが、20~30ページくらい印刷したところでインクリボン交換になってしまうので、途中で諦めた。インクはビックカメラで1本 \997で購入したが、このペースではとても足りない。

 ところがさっき、「F9キー(印刷)」を押すつもりで誤って隣の「F8キー(保存)」を押してしまったところ、「2 文字データ変換保存」という選択肢が出てきたので、気になって説明書を開いてみたところ、私が求めていたプレーンテキストファイル形式への変換機能だったことに気がついた。

 さっそく「2 文字データ変換保存」を選択してみる。

 すると、ファイル名の指定画面が出てくる。
 ファイル名は英数8文字+拡張子3文字という、当時の MS-DOSの制約になっているから間違いないだろう。
 ここで書き込むフロッピーディスクは、PC-9801用の 2DD(640K Byte)でフォーマットされているものを使う。

 書き込んだテキストファイルをPC側で開いてみると、罫線等はズレているけれども、文字はほぼ変換できていた。


 残りはすべて、この方法(「文字データ変換保存」機能)で、プレーンテキストファイル形式へ変換していこうと思う。
 ちなみに、「リッチテキストコンバーター20」の対応機種なのに読み出せなかった U1PRO形式のフロッピーディスクは、この機種(FW-U1V703F2X)で読み込むことができた。
 その代わり、今回のような縦書き段組機能を使っていると、レイアウトがズレたり変なコントロール文字が挿入されていたりするので、完璧な変換は期待できない。

 最終的に「リッチテキストコンバーター20」でもワープロ実機でも読み込めなかったフロッピーディスクは、無視するか、諦めるか、あるいは1枚5千円くらいの有償変換サービスへ依頼するか、の判断をすることになる。
 今のところ、全く読めなかったのは 2~3枚くらいだったけど、ラベルが貼られていなかったものと、ラベルに×印が書かれているものだけなので、諦めることにする。


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