過去の 表計算ソフト(スプレッドシート) の思い出

表計算ソフト(スプレッドシート)といえば、マイクロソフトの EXCEL がほぼ一択だった時代がある。
2020年現在、他にも、Googleスプレッドシートや、Appleの Numbers、OpenOffice、LibreOffice等、いくつか選択肢がある。
スプレッドシートの機能は、ほぼ成熟しているので、どれを使っても、それほど機能に違いがあるわけではない。

ここからは思い出話しになる。
PCの黎明期には、かつて、いろいろな表計算ソフトが登場し、消えていった。
思い出してみると、なつかしい。

PCの歴史からすれば、

・ソード(SORD)の「ピップス(PIPS)」
・Appleの「ビジカルク(VisiCalc)」
・マイクロソフトの「マルチプラン(Multiplan)」

等が出てくるけれども、残念ながら私は使ったことがない。

私が使ったことがあるものを時系列に並べてみたいと思う。

■書院カルク

1988年、私が大学に入学した頃に使っていたワープロ専用機「SHARP 書院 WD-650」に付属のソフト。
私にとって、これが初めての 表計算ソフト だった。
それ以前は、PC-8801mkII の N88-BASICで、表計算のようなものを作ったことはあった。
プログラムを作らなくても、項目を入力するだけで合計額を都度計算し直してくれるのを見て感動した記憶がある。
あまり大きな表は作れなかったけど、基本的な関数は使えて、学習用として非常に役に立った。
いろんなものを入力して計算して遊んで、楽しんだ。

■Lotus 1-2-3

1991年頃、既に社会人になっていた姉が PC-9801NS を買って、そこにソフトを入れて使っていた。
姉が「一太郎 と Lotus 1-2-3 が要る」と言っていたので、「一太郎dash」は買ったけど、「Lotus 1-2-3」は 98,000円くらいしたので躊躇して 9,800円の「アシストカルク」を勧められたような記憶がある。
当時、秋葉原のソフマップで、疑似レンタル方式(買って次の日に9割で売り戻す)で借りてきて、コピーして使っていた記憶がある。
業務用で使うわけではなく、あくまでも体験してみるだけなので、勘弁してもらおう。

その後、私が社会人になってから、Lotus 1-2-3 はすぐに活用することができた。

■エポカルク(EPOCALC)

富士通の独自OS「APCS」で動作する表計算ソフト。
私が新入社員の時、最初に使ったPCは、富士通の FMR-50Λ(ラムダ)シリーズだった。
これは、MS-DOSが動作する FMR-50 の機能と、富士通の独自OS「APCS」が動作する F9450シリーズの機能が両方入っている、非常に高価なPCだった。

その会社では当時、MS-DOSが使える人は少なくて、ほとんど「APCS」モードで使っていたので、表計算ソフトといえば「EPOCALC」だった。
Lotus 1-2-3 を使ったことがある私にとっては、とても貧弱で使いづらいソフトだったが、これしか知らない人には十分すぎる機能だったと思う。
グラフ作成のような機能はなく、あまり大きな表は作成できなかったと思う。

「EPOCALC」で最も困ったことは、四則演算の優先度 が他のソフトと違うこと、だった。
四則演算は、かけ算 と 割り算 が優先されるはずなのに「EPOCALC」は違っていた。
たしか、左から出てくる順に計算されていたような気がする。

せっかく括弧を使って、足し算 や 引き算 を優先に計算させようとしても、左から順番に計算されているようで、どうしても計算が合わなかった。

だから、Lotus 1-2-3 であらかじめ作成した表を、EPOCALCに移植すると、そのままの計算式だと計算結果が違ってしまうのである。

これを回避するためなのか、「EPOCALC」ユーザーが作成した表は、表の欄外に、計算途中の中間値を入れるセルがいくつか設けていることが多かった。
気をつけないと、欄外に数字が、ゴミみたいに印刷される。

■Quattro Pro(ボーランド製)

1993年、私が始めて Windows PC を買った時に、選んだ表計算ソフト。価格は 98,000円(税抜)。
当時、マイクロソフトの Excel はバージョン4で、同じ価格で機能がかなり見劣りしていて、迷ったあげくに「Quattro Pro」を選んだ。
Excelは、バージョン5の時に、現在と同じような機能が完成したが、そのほとんどが、当時の「Quattro Pro」で既に実現していたものだった。
右クリックで表示されるメニューや、複数のタブをグループ化したり切り替えたりできる機能は、この頃に完成したものだった。
Quattro Proは、その後、ボーランド社とともにPCの表舞台から姿を消し、今ではその名を知る人も少ない。

■三四郎 (ジャストシステム製)

一太郎ユーザーは格安で買えたので、試しに買って、いじってみただけ。
後に、商標の問題からか「ジャスト三四六」という名に変わった。
このソフトの存在を知っている人は、もともと、あまりいないと思う。

 

 


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