ザラ場中の予定外エントリー

 私の場合、負けトレードの原因はいつもはっきりしていた。
 相場の動きを読み損なって負けたというのは以外に少なく、終わってみるとほぼ予想した通りの値動きになっていたということが多い。日経平均の場合は、たいていの場合、大方の予想とほぼ同じように動いていた。
 それなのに私は、ザラ場に入ってから目先の値動きに一喜一憂して、前夜に考えたシナリオを無視して後先を考えずにエントリーした結果、損失を被った。
 負けトレードの8割はこの 「ザラ場中の予定外エントリー」のパターンである。自分でももちろんそれを知っていて、明日は絶対にやらないぞと決めていたのに、いざ明日にになるとやってしまっているのだから救いようがない。
 自分との約束が守れなかったことが後で分かると、ショックである。自分の意志の弱さに呆れてしまうこともある。「ついうっかり・・・」という状況がよく分かる。
 もともとトレーディングを始める前には私もひととおりのテクニカル分析の勉強はしていたし、どうすれば負けトレードのパターンになるかという知識はあった。自分の立てたプランに従わずに「ザラ場中の予定外エントリー」を行なうことが確実に損失を生むということはよく知っていたはずである。
 いつからそういうパターンに陥ったかを分析してみると、板情報を見ることを覚えた時だった。この時以来、連敗続きである。
 相場の状態を常に監視していないとチャンスを逃すという変な思い込みがあり、板情報から目を離すことができなかった。リアルタイムの板情報という便利なツールにつられて、予定外のエントリーをして負けてしまうと、それを取り返そうと思って再び予定外のエントリーをするといういたちごっこが続き、気が付くと資金が減っている。中毒症と同じで自覚がないから対処が難しい。
 これからどうすればよいか? もう板情報を見るのはやめることにする。板情報なんか見ずに売買できる方法で再チャレンジしなければならない。そうなると、前日に仕掛けと手仕舞いの条件を仕込んでおくシステム売買でなければならない。
 ところで私は専業のトレーダーではないので、ザラ場中は本来、板情報なんて見ている場合ではない。ザラ場中は他の仕事をしているので、一切トレーディングのことを考えなければよい。
 板情報を見なければ、余計なエントリーもしなくなるし、恐怖を味わうこともなくなる。
 サラリーマンの場合、ザラ場中の値動きを見ることができないという制約は、システム売買を行なううえでは優位性に変わるのである。

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