今日は、私の父の手術の日。
心臓手術で定評のある大和成和病院で、15時頃から23時過ぎまで8時間以上におよぶ難しい大手術だった。
冠動脈バイパスと弁の形成または置換の手術だったが、今のところ経過は良好とのことらしい。
今回の病院(大和成和病院)に巡り会えたことがラッキーだったと思う。
そもそも、父は今まで病院にかかったことは一度もなく、病気とも一切無縁だった。
きっかけは1ヶ月くらい前に、風邪でもないのに嘔吐をしたということがきっかけで、近くの さがみ野中央病院 に診察を受けに行ったことから始まる。
もし風邪を引いていたら、単なる風邪だということで、病院にも行かずに終わっていたことだろうと思う。
でも診察の結果、風邪ではなさそうだということでレントゲンやCTスキャンで検査したところ「肺に水が溜まっているらしい」ということで、そのまま入院することになった。
肺に水が溜まる病気(肺水腫)の原因は、心臓病による可能性が高いということで、海老名総合病院か大和成和病院のどちらかを勧められた。
2週間以内にどちらかの病院に行くという条件で、先月末に一旦退院したが、期日ギリギリである4月4日(ちょうど1週間前)に大和成和病院に行ったところ即日入院ということになった。
4月6日(土)に、カテーテル検査というのを行なったところ、心臓の冠状動脈がどれも皆細くなっていて、そのうち1本は完全に詰まっているし、4つの弁のうちの1つが機能していなくて、心臓の馬力が普通の人の半分以下になっていて、今まで無事だったのは奇跡的だ・・・という結果を告げられた。
すぐに手術をしなければ危険な状態だということを理解したが、執刀する先生がその時に他の手術中だったので、4月8日(月)に話を訊きに来て下さいということで行ったところ、本日(4月11日)朝から予定されている手術の終了後に、父の手術の予定を急遽入れてくれることになった。
父が今まで病院にかかったことがなかったのは病気と一切無縁だったからではなく、今まで定期健康診断と病院通いを自ら拒否し続けていただけだったという事実を知って唖然としたが、カテーテル検査の深刻な結果を先生から映像付きで説明していただいて、本人もようやく真実に直面できたことだろうと思う。
それにしても今回は、
倒れて救急車で病院に担ぎ込まれてから緊急手術を受けるのではなく、
それより前に、自ら病院に出向いて、最適な病院(大和成和病院)で
十分な検査を実施したうえで成功率の高い難手術を受けることができた
という点で、本当にラッキーな出来事だったとつくづく感じた。